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シリアを応援するチームです!


by team-beko

オリンピックとシリア

【シリアの選手団、オリンピックに参加!】

問題だらけの東京オリンピックが始まりました。
残念ながら、シリアのサッカーは、出場権を逃しました。
しかし、シリアは6名の選手を派遣。今回注目を集めているのは、出場者の中で最年少という12歳のの女子卓球選手、ヘンド・ザザさんです。2009年ハマで生まれました。2歳の時に始まった民主化運動、そして内戦。卓球を始めたのは2014年。かなり内戦が激化し、ISもシリアの一部を支配していた時です。

 東京五輪の出場権を懸けた昨年の西アジアの選考会で、ザザは40代のレバノン人選手を決勝で破り、内戦で分断された母国シリアで一躍有名になった。最近までザザを指導していたコーチは「困難な環境で鍛えてきた」と明かし、劣悪な練習環境や国外大会参加に必要なビザ(査証)の取得で苦しむなど、五輪までの道のりは険しかった。 そうして迎える東京五輪では、計6人いるシリア代表選手団の唯一の女子選手として、母国に通算4個目の五輪メダルをもたらすことを目指す。「世界王者そして五輪王者になるのを夢見ている」と、AFPの取材で高い志を明かしたザザだが、その一方で、「学業を終えて薬剤師になる」という目標も持っている。 アマチュアのサッカー選手である父親は、競技のかたわらで学業がおろそかにならないよう、ザザに個別授業をつけているそうだ。

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選手と試合結果はこちら

【難民選手団の9名がシリア難民】

一方リオオリンピックから登場した難民選手団

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29人の選手団の中で、なんと9名がシリア難民。シリア選手団よりも多くの選手がいます。リストはご覧の通り。難民選手団、難民問題を世に訴えるのにはいいチャンスですが、一歩間違えると内戦の終結等を遠ざけてしまうことにもなりかねません。

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以下UNHCRのサイトからの選手紹介。

「私はこのチームの一員になれて本当に幸運です」と話すのは、UNHCR親善大使のユスラ・マルディニ選手。シリア出身の水泳選手で、2016年リオ五輪で初めて結成された難民選手団のメンバーでもある彼女は、今回のオリンピック出場の決定を受けてそう話します。「時にその責任の重さも感じます。難民選手団は小さなチームですが、難民だけでなく世界中の若者たちに、本当にたくさんの希望をもたらすことができる存在です。だから私たちは頑張ることができますし、小さなころから一生懸命練習してきたんです」。

同じく代表に選出されたアラム・マフムード選手(23)は、故郷のシリアでは新進気鋭のバドミントン選手でした。ショナルチームの代表として競技していましたが、紛争を逃れ、安全な場所で教育とトレーニングを続けるためにオランダに避難しました。新しい土地で落ち着いて生活できるように、オランダ・アルメレの地元のバドミントンクラブがサポートしてくれたと、アラムは話します。そのことが、新しい友達に出会ったり、スポーツに対する情熱が再燃したきっかけにもなりました。その後、2019年のバドミントン世界選手権リガ大会で勝利し、最近では2021年オーストリアオープンで準々決勝まで勝ち進みました。


【シリア選手団と難民選手団が抱き合う】


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この選手たち、左が、ムハンマッド・マッソー(トライアスロン)でシリア代表、右は、アラ・マッソー(水泳)で難民選手団から出場。実はこの二人兄弟です。アレッポ出身ですが、2015年2人とも国を去りドイツで暮らしています。ムハンマッドは、シリアを代表することになり、批判する人もいます。どうしてドイツ(難民選手団として)から出ないのか?アサド政権が好きならヨーロッパから出ていくべきだ。といった内容です。
オリンピックは、多様性とかを強調しながらも国威発揚の極めつけでもあり、その中で、本来持ち合わせる個人のアイデンティティをどう位置付けるのか、改めて難しさを感じます。あまり、難民問題に期待するというよりは、いろんな環境に置かれた選手たちに出場のチャンスを与えるというまさに、「参加することに意義のある」ということでしょう。






by team-beko | 2021-07-24 14:23